Cubaseで曲作り The Beatlesの『Now and Then』をCubaseで再現
2023年11月2日に「Now and Then」がBeatles最後の曲としてリリースされました。
この「Now and Then」は、ジョン・レノンが亡くなる前の1970年代後半に自宅で録音されたテープをもとに現代のAIの技術でジョン・レノンの声だけを抽出して存命のポール・マッカートニーとリンゴ・スターが、既に1995年に録音済みであったジョージハリスンのギターを付け加えてレコーディングを行ったそうです。
1995年当時は、現代のようにジョンのボーカルだけを抜き出す技術がなくレコーディングは、あきらめたそうです。
2023年に世に出ていないBeatlesの曲を聴くことができてなんとも言い表すことのできない不思議な感じでした。ジョン・レノンによって録音されたのは、40年以上も前のこと。そしてレコーディングされたのは、2023年です。まさに現代の技術の賜物です。
Beatlesが活躍していた1960年代は、わたしは、まだ幼いこどもだったのでBeatlesの名前くらいは知っていても曲は1度も聴いたことがありませんでした。Beatlesの曲をを聴くようになったのは、友人の影響から15歳くらいからでしょうか。吹奏楽部でも「ミッシェル」を演奏した記憶があります。
そして1980年12月8日、日本時間では1980年の12月9日になっていましたが、ジョン・レノンが亡くなってしまいます。わたしは、20歳の学生でしたが、そのニュースを知ったときはとても寒い日だったのを覚えています。ジョンがこの世からいなくなってしまい、これでBeatlesの4人は、もう揃わないと思うととても悲しかったのを覚えています。
これでThe Beatlesは、60年代のミュージックシーンの歴史の中でしか存在しなくなったのです。
そして2001年にジョージハリスンが亡くなってしまいましたが、その22年後の2023年にこうやって新曲を耳にすることができたのです。
そんな時になんちゃってピアニストの友人から「Now and Then」がリリースされたばかりの翌日の11月3日に「Cubaseでこれやりましょうよ。」と、CubaseのデータとPDFの譜面が送られてきました。
まあ、急いで作ったのでしょう。データは、相変わらず雑です。しかし、耳の良さには感心します。なんちゃってピアニストとはいえ、幼少期からピアノを続けてきたからできることなのでしょう。わたしは、早速このデータをもとにCubaseで作業に取り掛かることにしました。
この曲自体は、非常にシンプルで美しいメロディーです。テンポもそんなに早くないのでメロディーラインだけならわたしでも音をとれそうです。しかし、エンディングがなんか難しそうです。Youtubeをみてみると、早速いろいろな人がこの「Now and Then」について解説動画をアップしていらっしゃいます。わたしもCubaseでつくってみるのに参考にさせていただきました。なかでもサッカリン弾いてみたチャンネルさんの【THE BEATLES】NOW AND THEN 徹底解説【コード進行&歌詞】【隠されまくった秘密】は、非常に参考になりました。
まずは、コード進行から(ちがっていたらごめんなさい。)
イントロは、4小節、キーはAm
2小節目は、G6(Em7/Gでもよいと解説されています。)ハーモニー的には同じなので気にせずにということです。
Aメロのコード進行もベース音が1度ずつ下がるAm G6 FM7 E となっています。しかし小節数が10小節となっています。
Am G6 Am G6 Am FM7 E/E7 E Asus4 Am
最後の2小節はAsus4もしくはAadd9そして最後の小節はAm。
これを2回くりかえします。
サビは、10小節 転調してキーはG
G G Bm Bm Em Em Am D Am D
そして3番
Am G6 Am G6 Am FM7 E/E7 E Asus4 Am
次のサビは、8小節、Gt soloへと続きます。
そしてまたAメロに戻りEndingは、6小節と少し変化が加わっています。本来は、
Asus4 Am G6 E ×2 となるところを Am G6 E Am G6 E の6小節と
しているようです。そして最後は、3/4でシンコペーションにしている感じでしょうか。
最後の3/4は、苦労したところです。
この曲をCubaseでつくるにあたり、なんちゃってピアニストの友人は、わたしにギターを弾くように言ってきましたが、今回は、HALion SonicとBBC Symphony Orchestraの音源を使用しました。ギターは、また今度という事で...。
動画は、いつものようにたなんちゃってピアニストの友人が作ってくれました。
くしゃくしゃになった白い紙のうえにジョンのイラストが音楽とともに描かれて行きます。
この白い紙は、忘れかけていた記憶をイメージしたそうです。そして思い出したようにジョンのイラストを描いていきます。次第にジョンのイラストができあがっていきBeatlesの映像も浮かび上がってきます。ついにジョンのイラストが出来上がり、そしてそこには年老いたジョンの映像が現れてきます。もし、ジョンが生きていたら83歳です。
ありがとう。Beatles、ありがとう「Now and Then」
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