※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます
はじめに
「DTMを始めたいけど、新品のパソコンは高い…中古PCという選択肢は・・・?」
そう考えている方も多いのではないでしょうか。中古PCには大きく分けて2つの選択肢があります。
- ジャンク品を購入して自分で改造する
- すでに整備された中古PCを購入する
私自身、DTMブログを運営しながら、これまでに3台の中古PCを改造してきました。すべてCubase Pro 12が動くDTM環境として実用化しています。
今回は、実際にかかった費用と作業時間を包み隠さず公開し、「結局どっちがお得なのか?」を徹底的に検証します。
【実際に改造した3台のPC】
左から富士通AH77/S、パナソニックLet’s note SX-3、HP EliteDesk 800 G3 DM




実際に改造した3台のコスト詳細
これまでに改造した3台のPCについて、購入データをもとにコストの比較をします。
【比較表】ジャンク改造の実コスト
| 機種名 | 本体価格 | SSD | メモリ | その他パーツ | 合計 | 作業時間 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 富士通 AH77/S | 12年前に購入なので実質0円 | 10,000円 くらい | 5,000円くらい(8GB→16GB) | 0円 | 15,000円 くらい | 実質7~8時間 |
| Panasonic Let’s note SX-3 | 7,800円 | 10,000円 くらい | 4,000円くらい(8GB→12GB) | 0円 | 22,000円 くらい | 実質2時間程度 |
| HP EliteDesk 800 G3 DM 35w | 10,000円くらい | 10,000円くらい (1TB) | 10,000円くらい(32GB) | 0円 | 30,000円くらい | 実質2時間程度 |
※すべてWindows 11(非公式インストール)+Cubase Pro 12で動作確認済み
中古パソコンショップ Be-Stock
各機種の改造詳細
1. 富士通 AH77/S(15.6型ノート)
- スペック:12年前のモデル
- 改造内容:HDD→SSD換装、メモリ8GB→16GBに増設
- 過去に1度バッテリーは、交換したことがあります。
- 作業の難易度:★★★★(結構苦労しました)はじめてノートPCをSSDに換装したので苦労の連続だった。実質改造時間は、7~8時間と書いていますが、下調べの時間等を考慮してみると膨大な時間を費やしています。無事にできたのが自分でも驚きです。
- DTM使用感:通常のトラック数なら問題なく動作
苦労の連続だったので是非、下記ブログを読んで頂きたいです。
2. Panasonic Let’s note SX-3(13.3型モバイルノート)
- 改造内容:HDD→SSD(1TB)に換装、メモリ8GB→12GBに増設
- 作業の難易度:★☆☆(結構、分かりやすかったと思います。)
- DTM使用感:モバイル用途として十分。軽量で持ち運びに便利
3. HP EliteDesk 800 G3 DM 35w(小型デスクトップ)
- スペック:Core i5-7500T
- 改造内容:SSD 1TB、メモリ32GBに増設
- 作業の難易度:★☆☆(デスクトップミニは作業しやすい)
- DTM使用感:3台の中で最も快適。複数トラック+プラグイン使用でも余裕、Cubaseのメインマシンとして使用しています。
同等スペックの整備済み中古PCの価格は?
では、同じようなスペックの整備済み中古PCを購入した場合、いくらかかるのでしょうか?
2026年3月現在の市場価格を調査しました。
【比較表】整備済み中古PCの参考価格
| タイプ | スペック目安 | 参考価格 | 保証期間 |
|---|---|---|---|
| 15.6型ノート | Core i7/16GB/SSD 256GB | 30,000円くらい〜 | 3〜6ヶ月 |
| 13.3型モバイルノート | Core i5/8GB〜12GB/SSD 256GB | 30,000円くらい〜 | 3〜6ヶ月 |
| 小型デスクトップ | Core i5/16GB〜32GB/SSD 512GB | 30,000円くらい〜 | 3〜6ヶ月 |
整備済みPCは、30,000円くらい~かなと感じています。やはりこのあたりはSSDを1TB、メモリを8GBから16GBのものを選ぶと少し価格が跳ね上がる感じがします。
【整備済みPCは、こちらから】
初期設定不要で初心者に大人気な高速パソコン【PC next】
コスト差の例
富士通AH77/S相当(15.6型ノート)
- 整備済み中古:約30,000円くらい~(ものによって結構、価格差はある感じです。)
- 改造総額:約15,000円くらい(PC本体は、12年前から使用のものなので本体の料金は含んでいません。)中古で購入したとしても数千円のような気がしますが・・・。core i7といっても世代によって随分と性能が違うので一概にcore i7だからと言って性能がいいわけでもないので注意が必要です。
- 参考までに2026年2月現在、1TB(HDD)、メモリ8GBの仕様でメル〇リサイトで23,999円で販売されていました。なるほど今、中古サイトで購入すれば、このくらいの販売価格というのがわかりました。そしてSSDを購入して8GBのメモリをプラスすると40,000円~50,000円近く掛かる計算です。これは、少しお高いイメージが・・・・
- 差額:約20,000~30,000円の節約は、可能なのでしょうか。
Let’s note SX-3相当(13.3型モバイル)
- 整備済み中古:約30,000円くらい~(これもものによって結構、価格差がある感じです。)
- 改造総額:約22,000円くらい
- Let’s noteのシリーズは、調べてみるとメモリがオンボードのものとそうでないものがあります。オンボードのものだとメモリ増設ができないのでSX-3にしましたが、SSDに交換メモリも12GBに増設するだけで結構、サクサク動いています。
- 差額:約10,000~30,000円の節約
HP EliteDesk相当(小型デスクトップ)
- 整備済み中古:約30,000円くらい
- 改造総額:約30,000円くらい
- 差額:ストレージがの容量にもよりますがSSD256GBのものとは、残念ながら価格差はあまりなかった・・・・しかしメモリを32GBにしているのは、大きな差だと思います。
しかしこれは、現在の同じような性能のマシンの価格差であり2年前くらいだと明らかに金額だけ見れば、ジャンク改造の方が数万円は明らかに安かった感じです。これがSSDの容量が1TB、メモリ16GB以上となってくると結構な価格差が発生してきます。改めてこうやって整理してみると自分の中の基準は、PC本体には、10,000円はかけたくないCPUは、”core i5″でいくと2017年くらいまでの世代を基準としていたと思います。しかしあれから2年くらい経っているのでもっと安価になっていると思います。しかし価格だけで判断するのは早計だと思います。古くなってくると故障のリスクも伴ってきます。
見落としがちなコストと注意点
金額だけを見れば「ジャンク改造の方が安い!」となりますが、実際にはそれ以外のコストも考慮する必要があります。
この画像は、富士通のノートPCのHDDを外してSSDに換装している時の画像ですが、分解するのに結構な勇気がいりました。壊れても仕方がないと覚悟を持って分解、改造したのを覚えています。しかしHDDからSSDに換装して起動にかかる時間は、3分くらいから1分くらいと大幅に短縮されました。OSもWin11の25H2にバージョンアップしたので2026年現在も普通に使用できています。


ジャンク改造の隠れたコスト
1. 作業時間のコスト
3台の平均作業時間は約3~4時間。これを時給1,500円で換算すると、1台あたり約6,000~10,000円相当の時間を費やしています。
「時間をお金で買う」という視点で考えると、この作業時間をどう評価するかが重要になります。
2. 工具代(初回のみ)



- 精密ドライバーセット等:約2,000円
- 静電気防止手袋:約500円
- その他工具:約1,000円
- 合計:約3,500円(2台目以降は不要)

3. 失敗リスク
私は幸い大きな失敗はありませんでしたが、ジャンク品は「訳あり」であることが多く、以下のリスクがあります。
- 記載されていない不具合の存在
- 改造中の破損リスク
- パーツの相性問題
- 購入後に「実は動かない」ことが判明
4. Windows 11の非公式インストール
公式にサポートされていないPCへのインストールは、将来のアップデートで問題が起きる可能性もゼロではありません。
自己責任での運用となるため、この点も理解しておく必要があります。
整備済み中古PCのメリット
一方、整備済み中古PCには金額には表れない以下のようなメリットがあります。
1. 即使用可能
届いたその日からすぐにDTM環境を構築できます。セットアップに集中できるのは大きなメリット。
「今週末から曲作りを始めたい!」という方には、この即戦力性は大きな価値です。
2. 保証がある
多くの販売店が3〜6ヶ月の保証を付けています。初期不良や故障時の安心感は大きいです。
ジャンク品には基本的に保証がないため、万が一の時の安心感は比較になりません。
3. 動作確認済み
プロによって動作チェックされているため、「買ったのに動かない」というリスクが低いです。
特にDTMのように「今日から使いたい」という用途では、この信頼性は重要です。
4. 時間の節約
改造に使う数時間を、DTMの学習や音楽制作に充てられます。
「改造よりも早く曲を作りたい」という方にとって、この時間の価値は金額以上かもしれません。
どんな人にどちらがおすすめ?
それぞれの選択肢が向いている人をまとめました。
ジャンク改造がおすすめな人
✓ パソコンの分解・改造自体を楽しめる人 ✓ ある程度のPC知識がある人 ✓ 時間に余裕があり、作業時間を苦にしない人 ✓ トラブルが起きても自分で解決できる(または調べて解決する意欲がある)人 ✓ とにかく予算を抑えたい人 ✓ カスタマイズの自由度を求める人(メモリ32GBなど、自分好みに) ✓ 「自分で蘇らせた」という達成感を味わいたい人
ジャンクワールド
整備済み中古がおすすめな人
✓ すぐにDTMを始めたい人 ✓ PC改造の経験がない・自信がない人 ✓ 保証があった方が安心な人 ✓ 時間をお金で買いたい人(作業時間を創作時間に充てたい) ✓ トラブル対応が面倒な人 ✓ 安定動作を重視する人 ✓ 「開封してすぐ使える」手軽さを求める人
富士通ショッピングサイトWEB MART
私が3台改造して感じたこと
正直に言うと、改造作業自体が楽しかったというのが大きいです。
古いPCが蘇っていく過程、SSD換装後の起動の速さ、メモリ増設後の安定感。これらを自分の手で実現できたことに達成感がありました。
特に、10年前の富士通AH77/Sが現役でCubase Pro 12を動かせるようになった時は、「まだまだ使えるじゃないか!」という嬉しさがありました。実際に2026年現在もネットや動画の閲覧はもちろん、音楽の編集や文書作成その他の作業を普通に行っています。このPCは、12年前のノートPCとはいえ少し高価だっただけありキーボードのタッチがとてもいいです。なかなか手放せない感じです。
一方で、3台目のHP EliteDeskを改造している時、ふと「もし次に買うなら、整備済みでもいいかもしれない」と思ったのも事実です。
理由は、改造の楽しさは味わったからです。もう十分楽しんだので、次は音楽制作に時間を使いたい、と。
つまり、どちらが正解というわけではなく、その時の自分のニーズや状況次第なんですね。
【Cubaseがサクサクと動いている3台のマシンの画像】




まとめ:自分に合った選択を
今回、3台のジャンク改造PCの総コストを公開しました。
金額面では確かにジャンク改造の方が安いですが、作業時間や保証の有無、リスクなども含めて総合的に判断することが大切です。
選択の基準
- 初めての中古PC+改造が楽しそう → ジャンク改造に挑戦してみる価値あり
- 今すぐDTMを始めたい+安心感が欲しい → 整備済み中古PCを選ぶ
- 改造は経験済み+次は時短したい → 整備済み中古PCという選択も
- 予算最優先+時間はある → ジャンク改造がベスト
- 時間優先+多少の出費はOK → 整備済み中古PCがベスト
あなたはどちらを選びますか?
ジャンク・中古PCを探すなら
中古パソコンショップ Be-Stock
ジャンクPCに挑戦したい方向け
激安中古パソコンショップ【ジャンクワールド】
改造の楽しさを味わいたい、予算を抑えたい方はこちら
整備済み中古PCをお探しの方向け
すぐに使いたい、保証が欲しい方はこちら
フリーズしない高速パソコンをお手頃価格で【PC next】
富士通ショッピングサイトWEB MART
どちらを選んでも、中古PCでDTMは十分楽しめます。この記事があなたの選択の参考になれば幸いです。
質問やコメントがあれば、下のコメント欄からお気軽にどうぞ!





コメント