Cubase 音の長さ
楽器を演奏しているとき音の長さを「4拍目一杯とか4拍頭切りとか気持ち長め」とかコンマスに指摘を受けることがあります。コンマスやプレイヤーの「音の長さ」にたいする意識により曲のイメージがかわってきます。
DTMの「音の長さ」の入力の意味を今一つ理解しておらず、打ち込みを行っていました。この「音の長さ」の理解を深めることにより頭の中が、少しスッキリしたのでまとめてみました。
わかりやすいようにする為、わざと入力は、クオンタイズ1/4 4分音符で入力する設定にしました。
クオンタイズパネルは、1/16 16分音符にすることで入力の際に方眼紙のように感じるので私は、この設定がわかりやすいです。(細かい入力や大きな入力は別ですが)
1.この設定で「ド」と「シ」の音を1拍分、マウスで入力してみます。
開始、終了、長さの数値は、開始位置「1.1.1.0」終了位置「1.2.1.0」長さ 「0.1.0.0」となっています。 開始は、「1小節目・1拍目・16分音符1個目・16分音符の長さは、0」 終了は、「1小節目・2拍目・16分音符1個目・16分音符の長さは、0」 長さは、「1小節満たない、拍数でいうと丁度1拍、16分音符の表示は必要なし」 というとこでしょうか。わたしは、この辺りをおろそかにしていたのでよく意味がわかっていませんでした。 終了位置の4番目の「0」のところは、この設定の1マスつまり、16分音符の入力で「0~119」まで入力可能だそうです。終了位置の4番目を「120」と入力すれば、次の拍の16分音符が追加され「1.2.2.0」と表示されます。長さは1拍と16分1個分となります。2マス目の16分音符に繰り上がる感じでしょうか。少しスッキリです。16分音符をより細かく設定できるということなのですね。 またクオンタイズの設定が、1/4でも「1・1・1・119」と終了を入力すれば、この画像のように16分音符の「ラ」が入力できるということなんですね。
つづいて図1:の画像は、小節をまたぐ入力です。
図1:
図1:の丸で囲まれた「ドとレの音の長さ」は、4拍で同じです。
図2:
図2:の「レの音」の終了位置をよく見てみます。終了位置は「2・1・1・0」となっており終了位置は、2小節目の「レの音」にかぶっていることがわかります。
イメージとしては、「スラー」なのでしょうか。
図3:の「ドの音」の長さは、「レの音」の長さと同じように見えますが終了位置を見てみますと終了位置は「1・4・4・119」と入力しました。1小節目の4拍目の最後のマス目である16分音符4つ目で終了しています。
図3:
このように終了位置が、1小節目の4泊目の更に最後のマス目の16分音符の数値「119」というのがDTMでいう、「4拍目一杯」のフレーズなのでしょうか。
楽譜にするとこんな感じでしょうか。(スラーがない)
まとめ
DTMの音の長さの最小単位は、16分音符の0~119なのですね。この16分音符の長さの範囲120を「tick」と呼び細かい調整を行うのですね。(119も120も同じように聞こえますが・・・)
でもやっとスッキリしました。
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