Cubaseで曲作り ーThe Way We Were ー 追憶
今回は、Cubaseで追憶を作成、演奏させてみました。
この曲は、ロバート・レッドフォードとバーブラ・ストライサンドの1973年のアメリカの恋愛映画の主題曲でたいへん美しく有名な曲です。
主題歌は、バーブラ・ストライサンドが歌って1973年のアカデミー歌曲賞を受賞しています。
私は、この映画は、一度も見たことはありません。しかしなぜかメロディーは、知っていました。
学生時代にビッグバンドのコンサートでも聴いたこともあります。とても柔らかな美しい音色のトロンボーンソロだったのを記憶しています。しかし、なぜ、メロディーを知っていたのか?
Youtubeで“The way we were”を調べてみると1978年のネスカフェのCMが流れてきました。当時、テレビでよく流れていたのですね。
ネスカフェのCMは、killig me softlyといい、音楽は、とてもナイスなチョイスです。
例によってなんちゃってピアニストの友人に相談してみるとすぐに楽譜を送ってきました。
しかし、調子記号をみてみると♯が3つもあります。”Aメジャー”?
はっきり言って好きではないキーです。たぶん原曲が”Aメジャー”なのであろうと勝手に思いましたが...。
youtubeで模範演奏などを聴いてみるとやはり”Aメジャー”が多いようです。♯が2つ以上ついてくるとコードで音を積み重ねるときにわけがわからなくなるのであまり好きではありません。というわけで勝手に”♯”一つの”Gメジャー”に変更しました。
ところでこのキーというやつですが、楽譜にコードが書いてあれば、主要三和音的な感じでキーの判別はわりとつきます。たまにだまされてしまうこともありますが・・・・。
コードが書いてなくてシャープが3つとか4つとか5つとか増えてくると未熟なわたしは、混乱することがよくあります。しかし、わたしの先輩は、楽譜をみるなりすぐにその曲のキーを教えてくれます。あまりにもすぐにキーを言い当てるので「先輩、調子記号とキーは、全部覚えているのですか?」と聞くと、そんなに覚えてないよ。コツがあると教えて頂きました。
「えっ?コツ」
シャープの場合は、最後にシャープがついたところがその”キーのシの音”になる。
ん?♯2つだと最後の♯はCのところについてあるから”C♯がシで、”半音上のDでDメジャー、なるほど・・・。
♯3つだと最後のシャープがG♯だから半音上のAでAメジャー!わかりやすい!
♯1つだと”F♯がシ”で、Gメジャー。
では♭は?最後の♭がそのキーのファになる。
♭2つだとE♭が、ファだからキーは、B♭。なるほど、♭ひとつだとB♭がファだからキーは、F、なるほど・・・。
”追憶”には、関係ありませんでしたが、恥ずかしい話、最近までキーの判別の仕方は、よく知りませんでした。なんとなく♯や♭の数でキーは、覚えていましたが、そんな法則があるとは知りませんでした。目からうろこ...。
さて、Cubaseで作った“The way we were”ですが、どんな風にすればいいのかいろいろろ考えたあげく、例によってバッキングのピアノとベースは、“Band in a Box”でサクッと作りました。しかし、このように便利なソフトに頼りすぎるとなんかワンパターンになってしまいます。
でも、何ともならないときは、やはりこの手に限ります。すると、なんちゃってピアニストがわたしに言いました。この“追憶”、明るすぎないですか?
ん?、確かに…。
ところで、人間の記憶は、辛かったり、哀しかったり、寂しかったりの記憶の方が楽しい記憶よりよく覚えているのはなぜなのでしょう。
辛い記憶よりも楽しい記憶があまり思い出せない…。楽しいことがなかったわけでもないのに...
きおくのいじわる!
以上
コメント